数多くのエクスペディションを支えてきたロングセラーモデルです。
44L容量のSサイズ小型ダッフルバッグは、ショルダーハーネスをより背負いやすく、そして荷物収納の利便性を追求。
メイン素材は、環境に配慮した1000デニールのリサイクルポリエステルに、TPEファブリックラミネートを施した高強度の生地を採用。
濡れや汚れに強いTPEファブリックラミネート素材は、重量のある登攀ギアや不揃いな荷物なども気兼ねなく収納できる高い耐摩耗性が特長です。
多くの遠征隊に愛用される優れた防水性と耐久性、さらに装備の出し入れが容易にできるD字型開口部のシンプルな1気室構造。
仕分けに便利なサイドのジッパー付きポケットを配備。
荷揚げや運搬に便利な4ヵ所のグラブハンドル付き。単体使用可能な収納用メッシュバッグが付属しています。
【THE NORTH FACE】
1989年、エクスペディション向けに開発した、THE NORTH FACEのヘリテージモデルであるデナリジャケットのフード付きモデル。ペットボトルを原料としたリサイクルマイクロフリース素材は、軽くて厚みがあり柔らかな着心地。デッドエアを効果的にため込み、衣服内を適温に保つうえ、裾のドローコードを絞ることでさらに気密性を高めることができます。アウターとしての使用も想定して、フードと肩部分にはプリマロフトを封入し、頭部や首周りからの体温の放出を抑えます。パックに干渉する肩はリサイクル可能なナイロン布帛で補強。静電気の発生を抑える静電ケア設計を採用しています。
【THE NORTH FACE(ザ ノース フェイス)】
DO MORE WITH LESSとは、「最小限のエネルギー・物質で、最大限の機能を引き出す」ということ。私たちがものづくりの原点としている言葉です。 1968年にサンフランシスコで産声を上げたTHE NORTH FACE。折しも、ベトナム戦争が泥沼化していた時代。物質文明中心の社会や既存価値に対するカウンターカルチャーが隆盛を極めつつありました。鋭敏な感覚を持った若者たちは街を出て、自然へと回帰して行きます。そんな彼らのエネルギーと、常識にとらわれないTHE NORTH FACEのスタイルが共鳴し、やがてバックパッキングブームが巻き起こります。 1970年代初頭には、20世紀のレオナルド・ダヴィンチと称されるバックミンスター・フラーとの鮮烈な出会いがありました。そして、彼の提唱するジオデシック(大円上の2点間の最短距離からなる総三角形化)とテンセグリティ理論(真の構造は連続した張力が不連続な圧縮力を統合する相互作用〈シナジー〉からなる)に基づいた世界初のドーム型テントを開発します。このテントは1978年、イギリス・カナダ合同隊によるパタゴニア遠征で伝説を残しています。 私たちは製品づくりを通して、「自然を模倣するのではなく、自然に存在する複数の原理感の相互作用を調整し、これまでにない新しい機能を引き出す」 フラーが唱えた''デザインサイエンス''の理念は、幾人かの経営者に受け継がれ、いまもブランドの根底に息づいています。