部分的に牛革を使用することで補強の役割をもたせながら高級感を演出。
内部には、周辺機器の収納に便利なストレッチポケットを配備し、フリースライニングでPCを保護。
単体で携行可能なキャリーハンドルを備え、メインバッグへの出し入れをスムーズに行えるよう、突起物を減らしたスマートな形です。
【THE NORTH FACE(ザ ノース フェイス)】
DO MORE WITH LESSとは、「最小限のエネルギー・物質で、最大限の機能を引き出す」ということ。
私たちがものづくりの原点としている言葉です。
1968年にサンフランシスコで産声を上げたTHE NORTH FACE。
折しも、ベトナム戦争が泥沼化していた時代。物質文明中心の社会や既存価値に対するカウンターカルチャーが隆盛を極めつつありました。
鋭敏な感覚を持った若者たちは街を出て、自然へと回帰して行きます。そんな彼らのエネルギーと、常識にとらわれないTHE NORTH FACEのスタイルが共鳴し、やがてバックパッキングブームが巻き起こります。
1970年代初頭には、20世紀のレオナルド・ダヴィンチと称されるバックミンスター・フラーとの鮮烈な出会いがありました。
そして、彼の提唱するジオデシック(大円上の2点間の最短距離からなる総三角形化)とテンセグリティ理論(真の構造は連続した張力が不連続な圧縮力を統合する相互作用〈シナジー〉からなる)に基づいた世界初のドーム型テントを開発します。
このテントは1976年、イギリス・カナダ合同隊によるパタゴニア遠征で伝説を残しています。
私たちは製品づくりを通して、「自然を模倣するのではなく、自然に存在する複数の原理感の相互作用を調整し、これまでにない新しい機能を引き出す」 フラーが唱えた''デザインサイエンス''の理念は、幾人かの経営者に受け継がれ、いまもブランドの根底に息づいています。